ホームページから問い合わせが来ないとき、デザインより先に見る場所
ホームページはある。 アクセスもゼロではない。 でも問い合わせが来ない。
この状態で最初に出てくる案が、たいてい「デザインを新しくする」です。 半分は正しいと思います。 見た目が古いと、それだけで止まる人はいます。
ただ、作り直しても増えないことがあります。 そのときに見る場所は、デザインではありません。
この悩みは、あまり検索されていません
先にひとつ、数字を出しておきます。 2026年8月1日、aramakijake.jp で取得した推測値です。
「ホームページ 問い合わせ来ない」が月32。 「ホームページ 集客 できない」が月72。
小さい数字です。 悩んでいる人が少ないのではなく、この言葉で検索する前に、制作会社へ相談するか、諦めるかに分かれているのだと思います。
ついでに書くと、この言葉で検索したときに出てくるのは、ほとんどがホームページ制作会社の記事です。 作り直しを勧める側が書いているので、結論が作り直しに寄るのは自然なことです。 それが間違いというわけではありません。ただ、読む側は、書き手の立ち位置ごと読んだほうがいい。
連絡する前に、人は6つ確認している
問い合わせは、気に入ったから来るのではありません。 確認が終わったから来ます。
見ているのは、だいたいこの6つです。
誰向けか。 自分のような立場・規模の相手を扱っているかどうか。
何をやるのか。 サービス名ではなく、実際にやる作業の中身。
いくらか。 正確な金額でなくてよくて、桁が分かるかどうか。
やらないことは何か。 ここが書いてあると、逆に安心されます。
誰がやるのか。 実在と、連絡が取れること。
連絡したあとどうなるか。 すぐ売られるのか、まず話を聞かれるのか。
この6つのうち、1つでも欠けていると、人は連絡をやめて別のタブへ移ります。 迷ったからではなく、確認が終わらなかったからです。
デザインが効くのは、この6つが揃ったあと
順番が逆になっている状態がよくあります。
見た目を整えて、写真を新しくして、文章を短くする。 それ自体は悪くありません。 ただ、判断材料が無いまま整えると、きれいで何も分からないページになります。
先に埋めるのは中身のほうです。 埋まったうえで整えると、同じデザイン作業がちゃんと効きます。
もう一つ、いまは前提が変わってきています。 AIが検索結果の上で答えを出すようになって、調べて満足する人はサイトまで来なくなりました。 来るのは、答えを見たあとで「で、この人は誰なのか」を確かめに来た人です。
確かめに来た人に対して、確かめる材料が無い。 これが、いま起きているいちばん多いズレだと思っています。
AIをどこで使うか
この6つを埋める作業に、AIは使えます。
自分の仕事を工程に割って、どこからどこまでをやっていて、どこはやっていないかを書き出す。 過去のやり取りから、実際によく聞かれた質問を並べ直す。 説明の文章を、専門用語を使わない言い方に直す。
やっていることを増やすのではなく、すでにやっていることを言葉にする作業です。 ここは頭の中にあるぶん、自分では書き出しにくい。 質問してもらいながら出すほうが早いので、AIと相性がいいところです。
逆に、実績や事例をAIに作らせてはいけません。 確かめに来た人が読むのは、そこだからです。
まとめ
問い合わせが来ないとき、原因はデザインより手前にあることが多いです。 訪問者は、誰向けか・何をやるか・いくらか・やらないことは何か・誰がやるか・連絡したらどうなるか、の6つを確認しています。
このうち欠けているものを埋めるのが先で、整えるのはそのあと。
AIに渡すのは、頭の中にあるものを言葉にする作業まで。 実績と事例は自分で書く。
なお、AI検索が広がったあとにサイトの役割がどう変わるかは、別の記事で実測をもとに整理しています。 ゼロクリック検索の時代に、個人事業主のホームページは何をする場所になるのか
STEP / つぎの一歩
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